展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

【レポート】展示期間「みせる」終了!

「200年」という幅で、過去に、そして未来へと、様々な旅路であきたを探る展覧会「200年をたがやす」。オープンスタジオ期間「つくる」を経て開催した、展示期間「みせる」が9月26日に終了しました。会場の雰囲気を動画とレポートにまとめましたので、ご覧ください。

5分野を掲げて行った本企画は、旧県立美術館を改修して2021年3月21日に開館した秋田市文化創造館を主会場として開催しました。
 

生活・産業

あきたのこれまでの200年を振り返り、これからの200年を展望する「あきた400年リサーチセンター」を展開しました。
センター長・尾花賢一が会場に滞在した日々の様子を展示物と共に公開。作家・内田聖良によるプロジェクト《水山これくしょん》も展開しました。
自宅にある”重要なもの”をワークシートに記録する「わが家の重要文化財」プロジェクトには、計233名の皆様にご参加いただきました(秋田市内の小学校2校でのワークショップを含む)。

個人が持つ味とその思い出をシェアすることで未来に食文化をつなぐことを目指し、「あの人のレシピをつなぐ」をテーマとして収集したレシピを様々な形で公開・共有しました。
エピソードと共にレシピを紹介するレシピカードの配布は最終的に21種類となり、大好評でした。コロナ禍でのイベント開催には制約もありましたが、レシピの実演&トークや映像収録、音声番組「あの人のレシピをつなぐラジオ」の配信・アーカイブも行いました。展示映像「あの人のレシピ」もYouTubeで公開しています。

美術

「記述とアーカイブ」を大きなテーマとしつつ、荒木優光、草彅裕、佐藤研吾、皆川嘉左ヱ門、村山留里子による作品展示のほか、ココラボ アーカイブプロジェクト「ココラブ」、「プロジェクトの研究会」、「生活と表現の広場」などのプロジェクトを展開しました。
展示場所は、秋田市文化創造館を最も特徴づけるスタジオA1を中心に各所で展開。荒木優光「一聴永楽」では館内だけでなく、屋外スペースやサテライト会場「Newテラス広小路」「きららとしょかん明徳館」にも展示を行いました。
「ココラブ」には14名、「プロジェクトの研究会」には9名の公募による市民メンバーが参加しプロジェクトを盛り上げました。
各種オンラインイベントのアーカイブや公開収録した「ココラブ・ラジオ」、「生活と表現の広場」で上映した映像は、YouTubeでアーカイブをご覧いただけます。

舞台

あきたの民俗芸能をリサーチし、ワークショップなどを通じて集めた幅広い年代の出演者8名と共に演劇公演「soda city funk」(作・演出:児玉絵梨奈)を制作。コロナ禍の影響で予定していた全9回全てはかないませんでしたが、3回の上演を行いました。
会場の一部は稽古場として活用するとともに、リサーチや制作過程の様子を展示しました。

工芸

あきたの伝統的工芸品である樺細工、曲げわっぱ、杉桶樽、川連漆器を材料やつくる過程とともに、職人のインタビューや工芸品を使う人々のエピソードなどを紹介しました。展示した「つくり手」「つかい手」映像はYouTubeで公開しています。
また職人による実演と制作体験のワークショップや、家庭で不要になった伝統的工芸品を集めて次の使い手に引き継ぐイベント「未来の使い手オーディション」を開催。「未来の使い手オーディション」には99点の品が集まり、無事に全ての使い手が決まりました。

会場の空間設計は、建築家の海法圭が担当。秋田市文化創造館に常設されている家具等を意識した素材選び、スタッフの手で改造可能で変化する展示にも対応しやすい設計、来場者が展示を見るだけでなく会場で思い思いに過ごすことのできる仕掛け、そして特徴的なスタジオA1の使い方などを提案し、全体監修の服部浩之のほか、キュレーターチームとも意見交換をしながらつくりあげました。

また展覧会の運営は、公募により集まった31名のサポートスタッフと共に実施。キュレーターや作家から聞いた話も参考にしながら、自らのおススメをご紹介したり。日々の様子を来場者と共有する観察ノートをつくってみたり。もっとたくさんの方に足を運んでもらうべく、屋外での宣伝活動やInstagramの活用に挑戦してみたり。イベントの準備・受付や広報活動のサポートだけでなく、多様な来場者それぞれに展覧会を楽しんでもらうべく、スタッフと共に奮闘いただきました。

展覧会にご協力いただきました皆様、ご参加・ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!